2010年09月29日
月の満ち欠け
26日、日曜
先週までの暑さが嘘のように
朝の気温はぐんと下がった。
息が白い。
海釣りでは、「満月の大潮、上げ七分がいい」
なんて言いますが、
渓流にも月の引力の影響はあるのでしょうか?
今夜は月が白く輝く晩。夜が明るい。
渓に立ち、ミノーを川面に打ち込んでいく。
早速アタリがある、そして早速バラシ(T_T)
最近雨が降ったにも関わらず、
この川は水量が異常に少ない。
でも、魚の反応は良く、ミノーを良く追ってくる。
バラシの連続。

太陽が昇り、少しずつ気温を上げていく。
ここぞというポイントでは、
必ず反応があるが、上手く乗らない。
岸まであと数センチというところで
バレてしまう。
なんと、8連続バラシ・・・
バラシのツ抜けなんて洒落にもならない。


やっと一尾。
秋色のヤマメ。
バラシも8でストップ ε=(。・д・。)
しかし、息が白いままだなぁ。

気温12.3℃・・・
水温は14℃。
やっと秋を実感。つーか寒い。
夏と秋との温度差が激しいと
紅葉が綺麗だっていうから
きっと今年は綺麗だな。

野菊も綺麗。
ほどなく退渓点に到着。
少し下流へ移動して釣りあがるが、

釣れてきたのは、ミノーサイズ・・・

続いて、うー様・・・

またまた、ミノーサイズ・・・

ミノーサイズ・・・ばかりだなぁ。
小さいけど、綺麗な魚。
針に掛かってくるのは、このサイズばかり。
大きくなって来年また会いにきておくれ。
大きくなっても、ミノーを追う素直な心を
忘れちゃだめだよ!
遠くの上流にフライマンの姿が見えたので、退渓することにした。
あと数日でほとんどの渓流は禁漁になります。
魚たちは、これから産卵に入り、寒い冬を超え
暖かい春を迎える・・・
と
考えたいですが、
そのような渓はほんの一握りじゃないかと思います。
多くの河川は放流魚(稚魚・成魚)で成り立っています。
上流域の魚は綺麗ですが、もともと放流された個体かも知れません。
その個体が自然繁殖して生まれた子供であるならば、
それはもうネイティブではないと私は思います。
そのような個体を「ワイルドトラウト」と表現する人がいます、
私もその呼び方がいいなあと思います。
そもそもネイティブとは何を持ってネイティブなのか、
私には良くわかりません。
そこで卵から孵って大きくなったならば、
ネイティブと呼べるような気もします。
でも、黒人が日本で生まれて日本語しか話せなくても
日本人ではないですよね・・・
made in japanであるかもしれないけど・・・
個人の方でも、稚魚から育てて放流している人もいますし、
釣った魚を、違う場所へ移すと言っていたえさ釣りの人もいました。
また、※「マタギの移し岩魚」のように、いざというときの
食料として、魚のいない源流へ移したりと昔から行われていた
行為なのでしょう。
※(釣りキチ三平・平成版「天狗の森の巨大魚」:参照)
綺麗な渓に来て、ここで魚がつれたらいいなぁ~と思ったら
放流すればいいのです。最低限の生存できる環境があれば
魚たちは生きていってくれるのです。
人間は、特に日本人は釣りが好きな人種らしいです。
そりゃぁ、周りを海に囲まれて、川がたくさん流れていれば
何をするって釣りをしますよねぇ。
人が入っていない渓があって、
その川には本物のネイティブがいる。
そんな白昼夢を見た人たちが、今の渓を支えている。
やっぱり魚がいない川よりも、いたほうがいいですからね。
そんなことを漠然と考えてみると、
釣りって相当贅沢な遊びだなぁと思うわけです。
今シーズンもまもなく終了です。
オフシーズンは来年のためにしっかりと充電して、
ミノーも作り溜めして備えたいと思います。
ちょっと危険な冒険を愉しむために・・・
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Posted by sora. at 17:14│Comments(16)
│fishing 2010
この記事へのコメント
TITLE: 16 ■>バカッパヤさん
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バカッパヤさん
この問題?問題かどうかわかりませんが、
考える機会はやはりありますよね。
考えても仕方のないことだとは、わかっていますが、
考えずにはいられないですね。
魚が棲める川=綺麗な川というバロメーターの役目をしてくれていて、
みんなどこも綺麗な川にしよう運動みたいな、そんな流れが定着しているということでしょうか。
ゴミもなくなってくれればいいのにな~。
Posted by sora at 2010年09月29日 17:14
TITLE: 15 ■>のむ子さん
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のむ子さん
こんにちは。
いまさら何を・・・という感じですよね。
人種だっていろいろ入り混じっている世の中ですからね。
でも、そういう議論って大事な気がします。
何が正解というわけではありませんが、
どう進むべきかくらいは認知できるかなと思います。
Posted by sora at 2010年09月29日 17:07
TITLE: 14 ■こんにちは
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ネイティブorワイルド・・・どちらでも自分にとっては 放流魚 では無い魚 として気にしていません。 っと言うよりも 分かりませんからっ(汗)
一つ 以前に記事にしたことがありますが、釣を楽しむ上で 本来存在しない河川に 魚を移動したり 外来魚が根付いて ワイルド になったり・・・
それ自体が 自然破壊 であると感じています。
ヤマメの渓に イワナを放流するのも・・・
虹鱒にしても ブラックバスにしても
本来は日本に居ない魚ですから。
釣りたい魚を持ってくる(放流する)のではなく
そこに居る魚を釣って楽しむのが”釣り”だと思ってます。
なので 秋川水系で虹鱒が釣れればキャッチ&イートをモットーに励んでいますよ(笑)
しかし 魚どころか生物が棲めない 河川 が多い事や或いは 渓魚が居るだけで自然が残ってると言う判断が多い気がします。
昔からいた魚は絶滅してしまっていても、自然が残っていると喜んでしまう・・・
何が本来そこに居たのか? って事が二の次ですよね!
考えると 深いですね・・・(苦笑)
何故か 必ず1年に何回かはこの事について
考える機会がありますね。
Posted by バカッパヤ at 2010年09月29日 16:28
TITLE: 13 ■無題
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YOZURIだすなwww
放流話わニジ屋のワシ的にわ耳が痛い話で御座います。
こつらでも養殖イトウを川に大量に放流した人がおって、ちょっとした論争になってますたわな。
やはり川ごとの生態系ちゅうもんも考慮したほがええのかもしれませんね。
…まぁ、ブラウン大好きのニジ屋がそんなこと言うても説得力ありませんけとね www
Posted by のむ子 at 2010年09月29日 15:50
TITLE: 12 ■>papachanさん
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papachanさん
こんばんは。
いまはワイルドが多いのではないでしょうかね。
ネイティブとワイルドの見分け方はないでしょうし、魚はみんな頑張って生きているので、
まあ、あまり気にしなくてもいい気がしてきました。
秋川の岩魚はどうなんでしょうね、諸説あるようですが・・・
Posted by sora at 2010年09月28日 22:37
TITLE: 11 ■>itachiさん
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itachiさん
こんばんは。
ツ抜けもいろいろあるんですね。
ここのところバラシから遠のきつつあったので、
焦りました。
関東の河川は放流が多いでしょうから、
遺伝子はごちゃ混ぜですね。
魚に罪はありませんので、純粋に
釣りを楽しみたいと思います。
Posted by sora at 2010年09月28日 22:35
TITLE: 10 ■無題
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soraさん、こんばんは!
個人的な見解として、発眼卵放流もしくは稚魚放流が大きくなって、それが世代交代した固体をワイルド、その河川の源種をネイティブとしています。
でも、釣った魚がネイティブなのか否かは、見た目では判断できませんね。
ネイティブが存在するのは、関東近郊でしたら長野の雑魚川のイワナや木曽駒山系のヤマトイワナでしょうか。
また、秋川の某沢のイワナは、古老たちが口をそろえてネイティブだと言っています。
秋川フリークとしては、その言葉を信じたいですね。
Posted by papachan at 2010年09月28日 21:32
TITLE: 9 ■こんばんは~
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バラシのツ抜け・・・、私はやったことがあります
よ。もう、どうして良いか分からなくなります(笑)。
漁協の放流が無い場所でも、魚を他の河川に移
す人が居るので、本州では、なかなか純粋なの
は難しいですね。でも、稀に純粋種が残る場所
もあるらしいですよ。
同じように見えても、遺伝子に違いがあるらしい
ので、他の川に移すのは慎むべきと、私は考え
ています。
Posted by itachi at 2010年09月28日 20:26
TITLE: 8 ■>夢追いさん
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夢追いさん
こんばんは。
ダム工事は必要ないところもたくさんありますよね。
現在はもう水も涸れているようなところもありますしね。
魚は絶対上れなくなってしまいますよね。
そんな中でも綺麗な渓魚に会えるのは、
いろいろな人たちのおかげです。ほんと感謝ですね。
Posted by sora at 2010年09月28日 17:43
TITLE: 7 ■無題
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soraさん!ネイティブって言える魚どれ程残ってるか?やらなくて良い、誰かが儲かるダム工事!砂利を取り 産卵場所無くすさかなたち!悲しいですが!放流無ければ、成り立たないかも。知れませんね?釣りは贅沢な遊びだと思います(^-^)大人に成って、この遊び出来る事!周りの人達に感謝だと思います。
Posted by 夢追い at 2010年09月28日 14:01
TITLE: 6 ■>RLさん
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RLさん
おはようございます。
papachanさんの知識がすごいですよね!
落ち合いヤマメの話とか、スラスラっと
でてきてびっくりしました。
あまり夢のないことは言いたくありませんが、
今の渓流は放流によって、実現している桃源郷とも
いえますかね。
私もそのなかで楽しめれば良いかなと思っています(^-^)
Posted by sora at 2010年09月28日 09:31
TITLE: 5 ■>あなさん
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あなさん
おはようございます。
その場所にしては、結構良型が
掛かったのですが、バレました。
ルアーケースに入れて、
コンプリートセットとして渡しますか(笑)
ワレットはRLさんに作ってもらいましょう。
みんなのミノーが入ったワレットは壮観ですね!
欲しいひと居ると思いますよ~。
Posted by sora at 2010年09月28日 09:04
TITLE: 4 ■こんばんは!
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なるほど ワイルドトラウトですか!言いえて妙ですね
今の日本に 本物のネイティブ(原種)と言える魚ははたして居るんですかね?
何がしかの文化的背景があり放流された魚はどうなんでしょう
先日papaさんに伺ったんですが 江戸時代から おそらく食文化としての放流はあったみたいですし ブルックなんかも国の政策で入ってきた魚ですよね
一度はネイティブと言える魚に出会って見たいものですが・・・
密放流の問題なんかもありますが 漁協自身 が出自の分からない魚を放している事もある訳ですし
歴史ある管理釣り場が ココ生まれのレインボーです!!なんて記事も見ますし・・・
成魚放流は別として 放流や移植自体が日本の文化であると納得し
その中で楽しめればな~なんて思ってます
Posted by RL at 2010年09月28日 01:33
TITLE: 3 ■>Techno君さん
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Techno君さん
こんばんは。
北海道は禁漁無いのでしたっけ?
私は今は渓流しかやってません。
バスやナマズもやりません。
昔は、海の近くに住んでいたので
イカ、ロックフィッシュ、キス、シーバスから回遊魚まで、
なんでもやりましたが、今は
遠いので、やってません。
でもたまにやりたくなりますね~
Posted by sora at 2010年09月28日 01:08
TITLE: 2 ■無題
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またまたこんばんは!
この日はまた随分バラしましたね。
でも、それだけ魚を引っ張り出してるって事ですよね。お見事です。
soraさんのミノーを生かすトウィッチングのお陰ですね(アレもすごい)
今シーズン、まだ行きますか?
オフにはまたいっぱいミノー作るんでしょうね。
soraさん用のミノーケース買ってお待ちしてます(爆)
Posted by あな at 2010年09月28日 00:37
TITLE: 1 ■シーズンオフですか・・・。
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禁漁期間は地域によって様々ですね。
いよいよですか・・・。
渓流釣り意外はされないんですか?
Posted by Techno君 at 2010年09月28日 00:32