夜明け前

sora.

2010年09月30日 23:58



25日、土曜日

車を停めた場所から
1時間は歩いただろうか。

車を出た時には寒いと感じた気温が、
涼しく感じる。

今日は行ってみたいところがあり
山の奥へと入ってきた。
源流部と言っていいのではないか。

独りまだ暗い中を歩いていると、少し先から
「バキバキ!!」と枝を踏んだ音が。
自分の体内細胞すべてが細部まで緊張する感覚。

姿は何も見えない。どうやら向こうが
逃げてくれたようだ。

繁った藪をかき分けた(というか踏み倒した)
跡がいくつかあった。
それを作った主だろう。

先に進むとしよう。



途中、木の幹が何かにかじられたのか、
こんな状態の木が2,3本あった。
鹿か、猪か・・・・・熊か・・・

こんなところに魚はいるのかと思いながら、
細い流れに何度か竿を出す。
バイトするものの、乗り切らずバラシてしまったのが、
3回ほどあった。



細く弱い流れの中に
いくつか水深をもつ場所がある。

きっとここが最後のポイントだろう、という場所の
すぐ手前で、また乗り切らずにバレてしまった。

今日はボウズかな?

最後のポイント。

この一投で出なければ、仕方ない。
狭いスペース。
竿を後ろに降らず手首だけでミノーを
奥のポイントに打ち込む。

良い場所に入った。

トゥイッチをしながら巻いてくると





秋色をしたヤマメが掛かってくれた。
この一匹ですべてが報われた。

冒険は成功、大きな収穫を得た。





ポツポツとヤマメを拾いながら車までもどる。



天気予報に反して
夏の色合いの秋の青空が広がっていた。






 ☆ポチっと☆

 にほんブログ村

関連記事