月の満ち欠け

sora.

2010年09月29日 17:14



26日、日曜

先週までの暑さが嘘のように
朝の気温はぐんと下がった。

息が白い。

海釣りでは、「満月の大潮、上げ七分がいい」
なんて言いますが、
渓流にも月の引力の影響はあるのでしょうか?

今夜は月が白く輝く晩。夜が明るい。

渓に立ち、ミノーを川面に打ち込んでいく。

早速アタリがある、そして早速バラシ(T_T)

最近雨が降ったにも関わらず、
この川は水量が異常に少ない。

でも、魚の反応は良く、ミノーを良く追ってくる。

バラシの連続。



太陽が昇り、少しずつ気温を上げていく。

ここぞというポイントでは、
必ず反応があるが、上手く乗らない。
岸まであと数センチというところで
バレてしまう。

なんと、8連続バラシ・・・
バラシのツ抜けなんて洒落にもならない。





やっと一尾。
秋色のヤマメ。

バラシも8でストップ ε=(。・д・。)

しかし、息が白いままだなぁ。



気温12.3℃・・・
水温は14℃。
やっと秋を実感。つーか寒い。

夏と秋との温度差が激しいと
紅葉が綺麗だっていうから
きっと今年は綺麗だな。



野菊も綺麗。

ほどなく退渓点に到着。

少し下流へ移動して釣りあがるが、



釣れてきたのは、ミノーサイズ・・・



続いて、うー様・・・



またまた、ミノーサイズ・・・



ミノーサイズ・・・ばかりだなぁ。

小さいけど、綺麗な魚。

針に掛かってくるのは、このサイズばかり。
大きくなって来年また会いにきておくれ。

大きくなっても、ミノーを追う素直な心を
忘れちゃだめだよ!

遠くの上流にフライマンの姿が見えたので、退渓することにした。


あと数日でほとんどの渓流は禁漁になります。
魚たちは、これから産卵に入り、寒い冬を超え
暖かい春を迎える・・・





































































考えたいですが、
そのような渓はほんの一握りじゃないかと思います。
多くの河川は放流魚(稚魚・成魚)で成り立っています。

上流域の魚は綺麗ですが、もともと放流された個体かも知れません。
その個体が自然繁殖して生まれた子供であるならば、
それはもうネイティブではないと私は思います。
そのような個体を「ワイルドトラウト」と表現する人がいます、
私もその呼び方がいいなあと思います。

そもそもネイティブとは何を持ってネイティブなのか、
私には良くわかりません。
そこで卵から孵って大きくなったならば、
ネイティブと呼べるような気もします。
でも、黒人が日本で生まれて日本語しか話せなくても
日本人ではないですよね・・・
made in japanであるかもしれないけど・・・

個人の方でも、稚魚から育てて放流している人もいますし、
釣った魚を、違う場所へ移すと言っていたえさ釣りの人もいました。
また、※「マタギの移し岩魚」のように、いざというときの
食料として、魚のいない源流へ移したりと昔から行われていた
行為なのでしょう。
※(釣りキチ三平・平成版「天狗の森の巨大魚」:参照)
綺麗な渓に来て、ここで魚がつれたらいいなぁ~と思ったら
放流すればいいのです。最低限の生存できる環境があれば
魚たちは生きていってくれるのです。

人間は、特に日本人は釣りが好きな人種らしいです。
そりゃぁ、周りを海に囲まれて、川がたくさん流れていれば
何をするって釣りをしますよねぇ。

人が入っていない渓があって、
その川には本物のネイティブがいる。
そんな白昼夢を見た人たちが、今の渓を支えている。
やっぱり魚がいない川よりも、いたほうがいいですからね。

そんなことを漠然と考えてみると、
釣りって相当贅沢な遊びだなぁと思うわけです。

今シーズンもまもなく終了です。
オフシーズンは来年のためにしっかりと充電して、
ミノーも作り溜めして備えたいと思います。
ちょっと危険な冒険を愉しむために・・・

















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